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うおぅっ。
麗先輩勇者!
あんな状態の爽の電話を笑顔でぶち切りするなんて。
「雅君、勝手に電話に出てしまってすみませんでした。」
抱きしめていた俺を離して麗先輩が頭を下げる。
「やめてください麗先輩!助けてくれてありがとうございました。」
「そう、ですか?」
「えぇ。」
「それなら良かったです。では、先程言った通り生徒会室に行きましょう。」
「あっ。ハイ。」
生徒会室か………。
俺、教室に行きたかったんだけどな。
でも、あんな状態の爽のところにも戻れないし。
……………行くしかないか。
そのときの俺は愛ちゃんが生徒会室に行くのは危ないないからね!とか言ってたことなんて忘れていた。
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