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夏休みになった。
毎日のように慶には会っていた。
部活に行けば慶がいる。
休みの日でも慶の家に行ったり、町で遊んだり…そんな毎日だった。
この頃、梓たちとは疎遠になった。
梓が言い出したことだ。
彼氏を一番に行動しろ…と。
実際、梓がそう言わなくても、梓たちと会うのは困難だっただろう。
慶は私が傍に居ない時は電話をかけてくるのだから。
そんな時に他の男と会ってたりなんかすれば…怒りの矛先は梓に向くだろう。
それだけは避けたかった。
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