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私は深い愛に包まれていた。
片時も私を放したくない慶。
一緒にいる時間に、私が少しでも席を外して目の届かないところに行くのすら嫌がる。
そんなありきたりな束縛が嬉しかった。
【こいつは俺のものだ】と行動で言ってくれてるようで。
そんな時に、不安要素が出てきた。
従兄弟のマサ君だ。
私の母の兄さんの息子なので、母が実家に帰るときは私も一緒についていく。
小さいときから一緒だった。兄弟のように過ごした。
寝るのが一緒の部屋でも気にしないようなそんな関係だったのに。
最近なにかとボディタッチをしてくるようになった。
マッサージだとか、ツボ押しとか言って…。
私も自意識過剰とは思われたくないので拒むこともできず。
不快感だけが残った。
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