たゆたう時の狭間で

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過去、現在、未来 花は咲き鳥は歌う 空と大地の揺籠で 陽が昇り始めた頃 朝露に一輪の花が ぷるんと喜び開き おはようと微笑む 陽が南の空に高く 昇ればひまわりは 真っ直ぐな想いを 青空に向けて叫ぶ 夕焼けが広がる頃 鳥は歌うのを止め 家族と共に祈りを 紅葉の山に捧げる 星々が煌めく歌を 鳥に代わって空に 奏でれば凍てつく 大地も優しく眠る 空と大地の揺籠は 時を超えた贈り物 光と祈りに満ちた 貴方に続く愛の道 たゆたう時の狭間で…
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