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私は春休みを利用してこちらの言語に慣れることにした。幸い愛知にいる父親はこちらに長くすんでいるので、こちらの言語になじんでいた。だから、必死に覚えた。
こうして、私は四日市第5中学に入学した。
1年1組に私の名前がある。
「うわ、一番か…。」出席番号はどうやら名字のあ行から。泉のいが一番である。
私の次は荻窪茜さん…。んっ、どこかで聞いたことあるかな?いや、転校生の私に知り合いなんていないはずだ。私は一人教室に向かった。
教室には既に数人の男女が。入学から入るので転校でない私に紹介の場などはない。無言で入るのもよくないと思い「おはよう。」と教室にはいった。
「おはよ。」
「おっ、流石に早いな。」
「あれ?嶋田くんと一緒じゃないの?」
皆が仲良く話しかけてくる。なぜ?私はみんな初めて会うのに。みんな私を知っているかのように話しかけてくる。
「おはよ。」爽やかな挨拶。私は入り口を見る。
爽やかな中々イケメンがはいってくる。
「あれ?なんで俺より先にいるの?」男の子はやはり私を知っているかのように話しかけてくる。
「お早うございます。」思わず挨拶してしまう。
「んっ、さっき一緒に来たじゃないか。」笑いながら話す男の子。やはり誰かと間違え…。
ぐしゃり?鈍い音とともに男の子が私の目の前から消えた?そしてそこにはどす黒い煙?霧?のようなものが…。
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