紫斑病闘病日記 8月

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8月5日 喉は痛いが体は軽い 手足の紫斑もほぼ無くなった 完全に無い訳じゃないが、良く見ないと気付かないレベル 6月6日に紫斑…あの時は謎の発疹くらいにしか思ってなかったが アレが出現してほぼ2ヶ月 医学書的には終息に向かう時期 もうある程度大丈夫かな 少し筋トレ的な事をしてみるか と言ってムチャして紫斑出来ましたとかシャレにならないから 体を動かさず筋肉に負荷を掛ける という事で腕水平片足立ちに挑戦 まぁその名の通り両手を肩から水平に上げて片足で立つだけ 本来はコレに「目隠し」が付くのだが、目隠しを付けると難易度が跳ね上がるので目隠しは無し 職場でやってる体力錬成メニューの一つだ 普段なら目隠し2分くらい、目隠し無しなら5分くらい楽勝だが、はたしてどんなもんだろう 60秒で足がガクガク腕がプルプル あまりにも非力すぎる いつの間にか知らないおじいさんも真似して片足立ち だが5秒ほどで終わる 「ふぅ、兄ちゃん元気なねぇ」 兄ちゃんって…まぁ兄ちゃんか。おじいさんから見たら 世間では間違いなくオッサンだが でもかなり衰えてますよ。入院して八週間くらいになりますから 「おっとろっしゃがいに長いな。ワシは3日目やけど、もう退屈で」 動かして良いなら体が動く内に動かさないと、後が大変ですよ 私、ほとんど寝てばかりいたから筋肉がみるみる衰えて 「ほじゃなぁ、暇やけんってゴロゴロしよったら良くないなぁ」 まぁでも無理しない範囲で 「ワシはホラ、腕の骨折やけん。足は鍛えとかんとなぁ」 その意気です おじいさんと別れ、部屋に戻る ダメもう足が限界 後はベッドで素直に横になるか ちなみにおじいさんの言葉「おっとろっしゃがいに」を標準語的に訳せば「恐ろしい程に凄く」 けど、実際の方言的にはそこまでの意味は無い。「あらまぁ」「おやまぁ」くらいの使い方である 老人と話すと「おっとろっしゃ」が連発するが、別に怖がりという訳ではないので悪しからず 今晩は向かいのおじいさんが、昨日よりは大人しい どうやら2日かけて、検査入院では無い事を理解したようだ 家族の人も大変だなぁ
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