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ないということで、基礎体力訓練開始。
運動を普段しない2人にはかなりの苦行であり、30分ももたずに芝生に大の字にぶっ倒れる。
キャンディは平気そうで呆れたように2人を見下ろす。
無理矢理叩き起こされ再開するが、終わった頃には模擬戦どころではなく、2人はノックダウンしていた。
「も・・もう・・いっっっっぽも動く気しないよ。今日はこれくらいにしませんか教官!」
「誰が教官よ・・はぁ、本当に軟弱ね、まさかとは思うけど今まで何もしてこなかったとか言わないわよね?」
黙秘権を使用します。
何かしていたらこんな事態に陥っていないだろう。
2人はキャンディと目を合わせないように反対方向を向いている。
2人が全く動けないということで、その日の模擬戦はなくなり解散となった。
ふらつきなが浴場へと行き、シャワーを浴びに行く。
そこでレナとキャンディは初めて2人きりとなった。
気まずい雰囲気の中、キャンディが口を開く。
「あなたには申し訳ないことをしている自覚はあるわ。でも私はどうしてもランキング上位に入りたいと思ってる。あなたにはそういう目標はないかもしれない、でも私はアルと約束したの、あなたと同じようにね。だから申し訳ないけれど卒業までは付き合ってもらいたいと思っているわ。それに貴方と仲良くしたいと思ってもいる。私、友達少ないから同世代のあなたと仲良くできたらいいなってずっと思ってたのだけれど、いきなりは無理よね?」
レナもキャンディに対して冷たい態度をとってはいるが嫌いという感情はない。
どちらかというとアルと仲良くしているのを見て少し妬いているのかもしれない。
だからアルが独断でキャンディをチームに入れた時に、怒りを露わにしたのだ。
「わ、私も友達はいないから、チームメイトとして仲良くはしていきたいし、友達としても仲良くはしていきたいと思ってる。でも、アル君の隣は渡さないから!あなたが、キャンディがアル君に気があろうとなかろうと隣にいていいのは私だけだから」
「あなた・・いいえ、レナ。アルのこと好きなのね。私にそういう感情は全くないわ、今はね」
今はという含んだ言い方に、思わずシャワー室の壁からキャンディを覗き見て、言葉を発そうとした時、キャンディのダイナマイトボディがレナの目を焼き尽くす。
ボンキュッボンとはまさにこの体形の事を言うのだろう。
服の上からでは分かりにくかったが、胸が大きい。
レナは悔しさのあまりに、キャンディの方へと行き後ろから胸を鷲掴む。
そして、どうやったこんなになるのよ!といいながら一心不乱に揉みしだく。
キャンディは顔を真っ赤にして、やめなさいと言いながら悶えている。
男子には刺激が強すぎる場面が繰り広げられている。
レナが満足した頃にはキャンディは腰を抜かし、息を荒げて座り込んでいる。
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