結婚相手ー2

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――――――― ―――――― ―――― 「ごめん、ちょっと身体がだるくって……」 私はベッドに寄り掛かって弓子に断りの電話をしていた。 急に食欲がなくなり、出掛ける気分でもなくなってしまったからだ。 私から誘った手前、メールだけで断ることは憚られた。 『だるいって……大丈夫なの?』 「うん、たいしたことないから……。横になってれば大丈夫だと思う」 『夕飯は?』 「食欲ないから……」 『そっか、ならしょうがないけど。また、行こうね』 弓子は本当にがっかりしたのかため息を交えて言った。 弓子の声色に罪悪感が込み上げる。 「ごめん、弓子。私から誘っておいて。帰りに……」 私が言い掛けると、急いた弓子が続きを尋ねる。 「帰りに? 帰りに……何?」
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