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湊合side-------------------------
「テツっ…」
こいつはこうなったら…もう止まらない…………。
まるで野犬にでもなったみたいに…。
「アイ……こういうの好きなんだね…へへ」
「別に好きじゃ………っ…ん…」
「待って…もっと塗ってあげる」
「ちょっ…もう………あ…やめ…」
それは………そう…。
俺から言い出したことだった…………………
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「明日どうする?」
「え?あー…えっと…6ヶ月記念日か」
「…うん」
「アイはそういうのマメだよねー」
「悪いのか?」
「悪くはないよ…へへへ」
「………なんだよ」
「ううん…なんでもない」
「っなんだよ…」
「いや…ね?…アイがちゃんと俺の事を彼氏として認めてくれてるんだなって思って」
「…………………………そんなことかよ」
「うわ…え?そんなに引くことないじゃん」
学校からの帰り道…。
11月も末になって…寒くなってきた頃…。
テツと並んで自転車を走らせる
「先月は俺のやりたいこと言っただろ?…今月はお前の番な」
「え!なんでもいいの?」
「なんでそんなに目を輝かせてんだ…。変なのは却下な」
「えー…アイに裸エプロンとかしてもらいたかったんだけどなー」
「ドくそ変態だなお前…。」
「そう?」
「却下だ」
「うー…やっぱり…」
しょんぼりしてるテツを横目に何か他にテツが喜びそうなものを俺が出来る範囲内で考える
「…。」
「じゃあナース服とか…」
「お前が買えよ」
「買ったら着てくれる?」
「着ねーよ」
「だよねー」
こいつ甘党だからな…。そういう類の何かなら喜ぶだろうな
前に見たことがある
あれなら…。多分…………………
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