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ドエムの先輩と関係があったときに…どんなことをするといいのか知るために読んだ………ああいう本に書いてあったやつを思い出す
「お前…甘いの好きだろ?」
「うん」
「ケーキ作ってやろうか…?」
「マジで?いいの?」
「ああ…。だから明日…学校終わったら…」
「やったやった…アイが作ったケーキ!食べれるんだねー」
「人の話を聞けや」
「はい」
「よろしい」
「…で?」
「だから放課後…お前ん家はお母さんいるだろ?」
「うーん…多分いると思う」
「じゃあ俺の家しかねーな」
「おぉ…アイの家は久しぶりだー」
「小学校以来だもんな」
「明日は家に誰もいないの?」
「うん…母さんは旅行だし…」
父親なんてここ何ヶ月も見ていない…。
「そっか…じゃあ今日泊まってっていい?」
「急だな」
「だめー?」
「いや…ダメじゃないけど…」
「じゃあいいね」
正直…家で一人でいるのは慣れたから…。
今まではなんとも思っていなかったけど…テツが来るってなっただけで………嬉しい自分がいる気がする
「じゃあどっかで晩飯買ってくわ」
「え?家に何もないの?」
「…夜は食べてなかったし」
「そうだったの?」
「うん」
「よくお腹空かないね…すごいや」
テツが来るなら…久しぶりに食べる気分になる
「え?じゃあ夜何してるの?」
「何って…お前の電話が長いからそれに時間とられてんだよ」
「長いかな?」
「自覚しろよ…。」
家の近くにあるスーパーについた
「何食べる?」
「アイ…料理できるの?」
「…………。」
「分かった…。」
「ありがと」
「じゃあ俺が作るよ」
「何作ってくれんの?」
「アイは?何食べたい?」
「…。」
そう聞かれても…特にこれって物がないな
てか何も家で食べずにラーメンとかファミレスとかの方が楽じゃないか?って今更思った
とき既に遅し…。
「俺…グラタン食べたい!」
テツはカゴにグラタンの材料をポイポイ入れ始めた
まあ………たまにはいいか
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