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1 はじまりの小屋
月明かりの夜、波音の聞こえる森の斜面に男が立っている。
男は、ゴリラのような生物の死骸の前にいたが、
その顔は影になっていてよく見えない。
男の右手には、何か黒い塊があった。
「…そうか。これがあれば…、もしかしたら……キ――」
その瞬間、背後から幽霊のような細い声がした!
「そ――…それ―――え――ただ――………」
男は素早く振り返る。
「だ…、誰だ!!?」
男は目を凝らしたが、誰もいなかった。
確かに聞こえた声をゆっくりと想起し、
男はその意味に目を見開く!!
「ふふふふふ…。はははは」
不気味に笑いながら、男は木と葉と蔓で何かを作る。
男は静かにそれを被る。それは鬼のような仮面だった!!
「こんなゲーム……、こんなセカイ!!
今すぐ全員始末して、俺が終わらせてやる!!!
そういうことだろぉぉ――!!!神よ!!!」
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