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恵実が俺の額に触れると、ほんのりと暖かい何かが流れ込んでくる
「今、佑都には『蒼焔神』の神格を授けたよ。蒼焔神っていうのは文字通り蒼炎を司る神様、造ったはいいけど使うことの無かった神格なんだ」
今こいつあっさりと『神格』とか言ったけど...
「もしかして俺、神にされた感じか?」
「うん!」
ぐっと親指を立ててサムズアップする恵実
「正直に言って殴りたくなる」
「その心の声を漏らすのは何なの!?」
にしても、『蒼焔神』ってなんなんだよ...
今この場で使えるかどうか、試してみることにした
使い方は分かんないけどぶっつけ本番で良いだろ
手を出して、手の平に火が灯るのをイメージする。すると、ポッとライターで点けたほどの青い火が現れた
「あ、使い方とかも入れておいてあげるね」
恵実が再び額に触れ、暖かい何かを流し込む。すると、思い出すかのように様々な知識が頭に浮かんできた
「これで佑都も異世界最強!!!」
「なんだか釈然としないなぁ...」
こういうのって...普通は血のにじむような努力した末に手に入れるものだと思うのだが
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