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光が消えると、俺たちは森に立っていた
「やっぱり森からの異世界スタートはテンプレだよね~」
と、こういう展開の小説を読み漁っている恵実がワクワクと期待に胸を躍らせている
お前どっちかって言うと転生させる側だろと思ったが言わないでおいてやろう
俺たちがいるのは、森の出口近くですぐ外は草原が広がっていた
「あそこに、大きな街が見えるでしょ」
恵実が指さす方には、海まで続く巨大な都があった
「この世界には『五大国』って呼ばれてる五つの国があって、ほとんどの国が『五大国』の傘下や同盟の国なんだ。ここはその『五大国』の一つ『王国』であそこがその王都だよ」
ふーん
「国の象徴は『火』で他の『五大国』の真ん中に位置しているから、交易が盛んなんだって」
「調べたのか?」
「ここの世界の神様が知り合いでね~、あとで知識もらって渡しておくね」
俺がもらった知識には、この世界の『魔法』についてしかなかったからこういう地理や歴史といった社会関係の知識がない
もらえるのはありがたいので素直にもらっておこう
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