第1章 キライ。

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「江崎さんーーーーー。 社長が呼んでるわよ。」 中年の女性社員は、かわいそうに、という視線と共に私に、そう伝える。 そう、ここは、ベンチャー化粧品会社''ティアーモ''だ。 まだ、昨年立ち上げた、小企業ながら、今現在は、社員数200人を突破し、まだまだ、増え続けているという、精鋭企業だ。 その、ティアーモを率いる社長の、他社からの信頼は、非常に厚く、化粧品界の天才として、この会社を率いている。 まぁ、私たちからすれば、悪魔の社長なのだが、、、、、。 社長は、社員の選別に、容赦がない。 妻子持ちの52才の最年長の社員が首を切られたのは、ついこの間の話だ。 そう、社長は、使えないものは、容赦なく切り捨てる鬼社長だったのだ。
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