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たったそれだけの事なのに、私はカチンときてしまう。
「お言葉ですが、社長。
このポスターは、明後日配置です。
いまから、色の発色を変えて、印刷し直すなんて、不可能です!!
もっと、走り回って動いている社員の事も考えて下さい!!!」
社長に対し、つい強い口調になってしまう。
それを聞いて社長は、ゆっくりと口を開く。
「どうした?
江崎?
いつもの冷静なお前らしく無いじゃないか。
いつもだったら、不可能なんて事、自分から口にしないだろ??
何かあったのか?」
社長は、鬼畜な質問を私にする。
な、何かって、、、、、、自分が何かしたんでしょう!!??
あったまきた!!
「、、、、、、昨日の!!
昨日のは、一体何だったんですか!!??
人にキスしたり、胸をまさぐったりしたくせに、、、、、、、どうして社長は、平気な顔してられるんですか!!??
付き合えない、だけじゃ、私は納得いきません!!!!
ちゃんと、理由を教えて下さい!!」
私はそう言う。
「困ったヤツだな、、、、、。
それで、俺に食ってかかってきたのか?
理由は、ある。
俺は、社員には、手を出さないことにしている。
他の社員に示しがつかないだろ??」
社長は、静かに言う。
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