第3章 リユウ。

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たったそれだけの事なのに、私はカチンときてしまう。 「お言葉ですが、社長。 このポスターは、明後日配置です。 いまから、色の発色を変えて、印刷し直すなんて、不可能です!! もっと、走り回って動いている社員の事も考えて下さい!!!」 社長に対し、つい強い口調になってしまう。 それを聞いて社長は、ゆっくりと口を開く。 「どうした? 江崎? いつもの冷静なお前らしく無いじゃないか。 いつもだったら、不可能なんて事、自分から口にしないだろ?? 何かあったのか?」 社長は、鬼畜な質問を私にする。 な、何かって、、、、、、自分が何かしたんでしょう!!?? あったまきた!! 「、、、、、、昨日の!! 昨日のは、一体何だったんですか!!?? 人にキスしたり、胸をまさぐったりしたくせに、、、、、、、どうして社長は、平気な顔してられるんですか!!?? 付き合えない、だけじゃ、私は納得いきません!!!! ちゃんと、理由を教えて下さい!!」 私はそう言う。 「困ったヤツだな、、、、、。 それで、俺に食ってかかってきたのか? 理由は、ある。 俺は、社員には、手を出さないことにしている。 他の社員に示しがつかないだろ??」 社長は、静かに言う。
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