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やっと人に会えたー、と喜びたいところだが、彼女の言葉が所々分からない。
どうしていいか分からずに黙っていると、女の子が再び口を開いた。
「日に焼けてない……。あなた、もしかして内地……沖縄県外から来た人?」
女の子が訛り口調から標準語に変わったことに少し驚きながらも、頷く俺。
すると女の子は、白い歯を覗かせてニカッと笑い、言った。
「いやー、ごめんごめん。潮南高校の制服着てたから、てっきり沖縄の人かと。……君、名前は?」
明るい笑顔を見せながら尋ねる女の子。他意はなさそうだし、単純に好奇心で聞いてるんだろう。
答えない理由がない俺は、口を開いて答える。
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