大阪弁少女との遭遇

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「俺は、桜井 友。将来、風になることを夢見る、ただの少年さ」 「ふーん……。あ、私は」 「ごめん。できれば流さないで」 親父から、沖縄の人はノリがいいって聞いてたのに、裏切られた……! 「ウチはツッコミやのうてボケやさかい、ツッコミはいれへんのや」 「心読まれた!?」 「声に出てたで」 ……次から気をつけよう。それより、 「あの……何で関西弁?さっき、標準語だったよね?」 「へっ?……あっ、アカン。やってもうた……」 頭を抱えたその子は、うなだれながらも話し始めた。
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