あれ?マキさん、もう9月ですよ?─9月─

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9月7日(水) はい、それで… 妖精一号の鶴の一声で個々にまとめる事になったのですが、言った張本人が一向に文字に起こせない。 これって小学生あるあるなんですかねぇ? 三人が三人とも、『誰かがやってくれる』的な考えでいたせいか、他のメンバーも苦戦していた模様。 書く事はたくさんあるはずなんです。 だってキミ、一応はアリの巣(と言うよりは道?でしたが)を容器の外から確認できただろう? 巣を作る土の条件も分かっただろう? それでもっとちゃんとした巣を作らせたいからって、女王アリを探して公園の砂場に深さ1mくらいの穴掘ってただろう? コロニーごと掘り起こすって、砂まみれになって、1mmくらいのちっちゃい幼虫を咥えて右往左往してるアリんこを見つけたじゃないか! キミの苦労は一体何だったんだ! と、母は心の中で叱咤しながら、彼が泣く泣く書いた下書きを何度もチェックして、夏休みの最後の最後、やっとこさ模造紙に書き上げる事ができました。 今の子がみんなそうなのか、それともうちの子だけか。 「何でもいいから書いてごらん?」とか、「自分で見た事、やってみた事をそのまま書いてごらん?」って言うのが圧倒的にできない。 ヒントを与えて、例えばこうだよ、と言ってあげればできるんですけど、あれだけやっても一文字も書けないと言う事実に母は愕然としました。
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