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と、言うのも。
夏休みの課題、理科の自由研究で『アリの生態』について調べる事にしたそうで、このくそ暑…ゲフン…
この真夏の最中、せっせとアリを捕まえているわけです。
で、数日前に捕まえてきたアリは、何故か家(フェアリー団地4階)の狭いベランダで飼っています。
アリの巣を観察するために学校から借りてきた容器(長方形のアクリル板で出来た深い容器)に土を入れ
そこにアリを放ち三日。
彼らの予想では、よく図鑑にあるようなアリの巣の断面が見られると思っていたようですが、一向にアリの巣が外側から確認できず。
母「これさぁ、黒い紙か布で周りを覆って暗くしないとダメなんじゃない?
アリは土の中にいるから、暗くしないと…」
妖精トリオ「あ、そっか!」
母「黒い何か…」
妖精トリオ「よし!じゃあ文房具屋に黒い画用紙買いに行こうぜ!」
母「……買いに…?」
妖精トリオ「行こうぜ!おーっ!」
母「ねぇ、買いに行こうぜはいいけど、あなた達お金持ってるの?」
妖精トリオ「……」
母「ねぇ?お金…」
妖精トリオ「……ないでーす。」
てな具合で、殆ど前進せず。
そして今日
最初からやり直すためにまたアリを捕りに行きました。
え?画用紙を買うお金?
あげましたよ、仕方ない。文房具屋さんのサービス券も混ぜてですけど。
妖精の国でももちろんお金は必要です。
私はそんな妖精トリオの観察をしています。
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