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「くすっ…
それに、いざという時のために保険もありますからね」
「保険、だと…っ!?何だそれは!!」
クリフェイドは、くすりと小さく笑うと懐から取り出した密封された一枚の透明袋をちらつかせる
「これ、貴方々はよくご存知の代物でしょう…? 特に会長のほうは」
「何です!それは!?」
会長は怪訝な表情を浮かべて密封された袋をまじまじと見つめる・・
「これは…
会長、あの日あなたが僕に飲ませようとした媚薬で『(バンッッ!!!)キサマーーッッ!!私の弟に媚薬なんてモノを使おうとしたのか!!』
Σげっ…
クリフェイドは思わぬ人物の登場に最悪とばかりに小さく舌打ちする
なぜ、ヒュー兄さんが此処に…!?
眉間に皺を寄せるクリフェイド、その見つめる先には――‥
理事長に掴みかかるヒューと、それを引き離そうとするヒューの同僚と部下たちがいた-…。
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