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「この際っ 言わせてもらいますけど……いい加減うんざりなんですよ!!! 家にいれば執事が付き添い、僕に付きっきり。
街に出かけようにも外出時には護衛を付けられ、SPに囲まれた僕は常に人の注目!まともに一人で買い物もできやしない!!」
「クリフェイドっ!私は心配してお前にSPを付けているんだ!!今回だってそうだろう… 護衛を付けなかった結果、こうなった!
そもそも、お前にはジルタニアスの経営する学園に入れるつもりだったんだ!!身内の経営する学園のほうが安心だからだ!!!
だから、私は反対した!!!そもそも学園に密偵がいなかったら、お前はどうなっていた!!?こんな下衆共に犯されていたかもしれないんだぞ!?それをきちんとわかっているのか?」
「な…んですって?
・・
密偵?今、密偵って…
そう、今言いましたよね?ヒュー兄さん」
クリフェイドの目がいっそう細められる。
クリフェイドとヒューの兄弟喧嘩、それにさらに拍車が掛かろうとしていた――…。
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