-Zero-(中学編)

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「はっはー…・・ 密偵の次は盗聴器ですか。その上、密偵は父さんの部下。知らない間に僕は兄さんに盗聴器まで付けられてたわけですか…。 結局は父さんも兄さんもグルだったんですね。そこまで僕が信じられないんですか、よくわかりました…」 言葉を一端切ってクリフェイドは叫んだ 「父さんも兄さんも大嫌いです!!!!」 「ちょっと待て。なにをどうしたらそんな考えになる!?」 と、ヒュー。 『く、クリフェイドっっ!!!そんなつもりはなかったんだ!!ただ、お前が心配で心配で… 頼むから、父さんを大嫌いだなんて言わないでくれっっ!!!』 トランシーバーに縋り付くように言うアクシオン。 両方の聞こえる声に二人の部下はひそかに溜息ついていた――‥。 .
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