-Zero-(中学編)

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この男… やっぱり嫌いだ。 くいっ! ん? 内心ひそかにクリフェイドが悪態ついてると、くいっと袖を引っ張られた。ふと、顔を上げ視線を向けると――‥ アスベルが顔を赤くして、何やらもじもじしている‥。 あー… 忘れてた。 「あの…っ…… えっと‥そ、のっ…//」 そういえば… じっ…とクリフェイドは顔を赤くするアスベルとその隣で同じく赤い顔をした父親を見て、小さく息をつく。 そうだった‥。僕がこの部屋に来るまで二人共、理事長たちに身体弄られてたんだっけ? 彼ら二人の今の心情としてはトイレに行きたいのだろうけど、状況が状況なだけに言いにくいってところか… 「ふぅー… まったく、とんだ邪魔が入って来ましたね。お陰で余興の愉しみにもならない。 邪魔が入ったあげく、愉しみまで奪われた以上、ここに長居する理由はありません。早く寮へ帰りたいので、とっとと用件を済ませます」 カサッ… そう言うと、クリフェイドは懐から二つの小さな密封した透明な袋を取り出した。 「そこの二人… 今すぐこれを飲みなさい」 .
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