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無理矢理に薬を飲まされ、アスベルの父親は咳込んだ
「ケホッ!ケホッケホッ…ッ!? か、体があ…つ、いっ!?」
そして、身体が一気に熱くなると、今度は冷気に包まれたように…
寒さに身体がぶるりと震えたかと思うと、やがてはその寒気もなくなり‥
「!? か…らだの、熱が‥ 消えた?!」
身体から熱も消え失せ、健康的な元の身体に戻ったのだった‥。
その証拠に赤み帯びていたアスベルの父親の顔から段々と赤みが消えていく…
それにはアゼルやヒューも驚愕だった。
「クリフェイド、これは……」
「だから最初に言ったでしょう? 即効性の効果抜群な…
媚薬の解毒剤だと」
呆れた視線を送るクリフェイドだが、
「いやいやいや、聞いてないよ!? "即効性の効果抜群な薬"としか君、言ってないよ!?ってか、その呆れた視線向けるの、やめてくれない??」
「あれ…?
僕、言いませんでした?」
一言も言ってねぇよっっ!!!
首を傾げるクリフェイドにその瞬間、誰もが突っ込んだ。
説明ならきちんと最後までしてほしいものである…。
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