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「そんな話、僕の知ったことじゃありませんよ。……こっちだって、既にお金頂いちゃいまし…」
あ…やべ。
自分の失言に気づいたクリフェイドは顔をしかめて急いで口をつぐむ。
――が、
アゼルは目を細めると、へぇ…?と意地悪い笑みを浮かべる
「お金・・貰っちゃったんだ?? へぇ?それって… 取引したってことだよね?」
…………だから、嫌だったんだ。
「クリフェイド!一体っ誰とそんな怪しい取引したんだ!? 」
二人に追い詰められるクリフェイドは…
依然と、面倒くさそうに溜息ばかりつく-
「……はぁ。別に僕はやましいことなんて何一つしてませんよ。誰って訊かれましてもね‥
怪しいもなにも…その二人の身内の人間からの依頼ですよ。もっと解りやすく名乗り上げますと、そこの生徒会長のお祖父様であり、理事長の父親に当たる現会長からのご指示ですね」
クリフェイドの言葉に一瞬にして静まり返った‥
「…なんだって?!」
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