退屈だ。

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そうなのだ、俺はあの日突然なにかが起きなければ俺の退屈は解消されないのだ。 さっきの例えもニートの中二病から来るもので、はたから見たら、 ただのへんなやつでしかいのだ。 出合いもなければ外にも出ない俺にとってはある日突然というものは起きないものなのだ。 だから旅にでた。 外の世界に。 ニートにとっては家の外というのは異世界とたいして変わらないものなのだ。 だから俺にとっては今日、命懸けで家の外にでて学校の通学という 長い長い旅路が今、始まるのだ。 「蓮くん!速く学校いかなきゃ遅刻するよ!あんた次学校休んだら退学なんだから、わかってるの!」 おかあさんの怒号が飛んだ。 「はい・・・」 俺は命懸けで学校へ行く。 途中でこの命が果てようとも。 「いってきまーす」
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