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真 「なぁ、千晃」
千 「え?」
真 「2年前、なんで俺の前からいなくなったんや?」
千 「…………」
真 「言えないことでもあるん?」
隆 「ちょ、真司郎!」
真 「にっしーは黙ってや。」
千 「……ごめんね。」
真 「え?」
千 「本当にごめんね!泣」
隆 「伊藤さん!」
そう言って、千晃は走ってテラスを出た。
隆 「おい、真司郎」
真 「なんや?」
隆 「今のは言い過ぎだろ。」
真 「にっしーに関係ないやーん。」
隆 「関係なくても、女子を泣かせるのは男子の恥だぞ。」
真 「なに、かっこつけてるん?笑」
そう言ったら、いきなり胸ぐらを掴むにっしー。
隆 「女に興味のないお前ですら、愛した人なんだろ?!」
「なんでもっと優しく聞いてやれねぇんだよ!」
たまたま夜だったし、テラスだったから人がいなかったけど、昼間だったらやばかった。
真 「…………」
隆 「なんか答えろよ!」
真 「にっしーに話すことなんてない。」
俺はにっしーの手を振りほどいて、金を払って出た。
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