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【隆弘side】
隆 「ふぅ、着いたぁ。」
おんぶとか久々だった。
そういえば、あの日もこんな感じだったな。笑
──── 実彩子 ────
なんで、今更…………
千 「大丈夫……?」
隆 「えっ……」
寝起きのような顔をして、こっちを見る彼女
隆 「あ、起こしちゃった?ごめんごめん!」
「寝ちゃってたから、俺の家に連れてきちゃった。ごめん。」
千 「え!ごめん、寝てたなんて……。」
隆 「大丈夫だよ。あ、適当に俺のベッドで寝ていいから。」
千 「でも、西島さん……」
隆 「俺はソファーで寝るからいいよ。」
千 「そうじゃない……。泣いてた。」
隆 「…………」
千 「そばにいる……。」
隆 「大丈夫だよ。ありがとっ!」
千 「でも……!」
彼女の頭をポンポンした。
千 「とりあえず、今日はありがとう。」
隆 「俺はなにもしてないけどな。笑」
まぁ、彼女にお礼が出来たかな?
なんてホッとしてる自分がいる。
隆 「あ、お風呂入っておいでよ。」
「洋服おいておくね。」
千 「もしかして……実彩子さん……の服……?」
隆 「…………」
「そうだよ……。」
「心の声が出ちゃってたか!照」
千 「…………」
隆 「とりあえず、入っておいでよ。」
千 「無理して笑わないで。」
隆 「えっ?」
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