*3rd Story*

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【隆弘side】 隆 「ふぅ、着いたぁ。」 おんぶとか久々だった。 そういえば、あの日もこんな感じだったな。笑 ──── 実彩子 ──── なんで、今更………… 千 「大丈夫……?」 隆 「えっ……」 寝起きのような顔をして、こっちを見る彼女 隆 「あ、起こしちゃった?ごめんごめん!」 「寝ちゃってたから、俺の家に連れてきちゃった。ごめん。」 千 「え!ごめん、寝てたなんて……。」 隆 「大丈夫だよ。あ、適当に俺のベッドで寝ていいから。」 千 「でも、西島さん……」 隆 「俺はソファーで寝るからいいよ。」 千 「そうじゃない……。泣いてた。」 隆 「…………」 千 「そばにいる……。」 隆 「大丈夫だよ。ありがとっ!」 千 「でも……!」 彼女の頭をポンポンした。 千 「とりあえず、今日はありがとう。」 隆 「俺はなにもしてないけどな。笑」 まぁ、彼女にお礼が出来たかな? なんてホッとしてる自分がいる。 隆 「あ、お風呂入っておいでよ。」 「洋服おいておくね。」 千 「もしかして……実彩子さん……の服……?」 隆 「…………」 「そうだよ……。」 「心の声が出ちゃってたか!照」 千 「…………」 隆 「とりあえず、入っておいでよ。」 千 「無理して笑わないで。」 隆 「えっ?」
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