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「俺はなんで生まれてきたんだ……?」
「俺はなんで生きてるんだ……?」
「俺は……俺は……」
「あの……大丈夫ですか?」
「え……?」
上を見上げると、すごく綺麗な子が俺を見てる。
「あ、すいません。」
「大丈夫です。」
「家帰らないんですか?」
「あ……えっと……」
俺はなにも言えなかった。
ただただ、座り込んでいると……
「あ!怪我してますよ!」
「あ……こんくらい平気です」
「ダメですよ!悪化したらどうするですか?!」
「いや、本当に大丈夫なんで……」
「もしよければ手当しますよ?」
俺はびっくりした。
こんなに心配してくれる人がいるんだと思ったことなんて、久しぶりだった。
「……お、お願いします……」
「よろこんで(´ `*)ニコッ」
本当は行ってはいけないと言い聞かせてた。
けど……
もう少しこの人と居たかった。
もう少しこの笑顔を近くで見ていたかった。
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