*2nd Story*

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【隆弘side】 彼女に助けられてから1週間ほど経っただろうか。 未だに俺は彼女に連絡をしていない。 どんなお礼をしたらいいのか、わからかったからだ。 「どうすればいいんだろう。」 「あ、そうだ!」 あいつに聞けば、いいアドバイスをもらえるかもしれない。 そう思って、あいつに聞きに行った。 隆 「真司郎ー!!」 「朝からうるさいで?にっしー。」 隆 「ごめんごめん!」 「ちょっと相談に乗ってほしくて。」 彼は與真司郎。 すっごく女子にモテててる割には、女子にあまり興味がないんだ。 でも雑誌とかをよく読んでるから、女子のことなら、だいたい真司郎がよく知ってる。 だから、あの日のことを相談したんだ。 真 「なるほどなー。」 隆 「ねぇ、どうすりゃいいの?」 「自分でお礼するとか言っておいて、なん にも分かんないんだよ……。」 真 「どんな子なんや?」 隆 「小柄でかわいくて、気遣いがすごく優し くて、笑顔が素敵な子!」 真 「じゃ、その子に似合いそうな物やな。」 隆 「アクセサリーとか?」 真 「まぁ、そんな感じかな。」 似合いそうな物か。 なにがいいのかなー。 そんなことを考えてたら、真司郎が 真 「なぁ、俺も会ってみたい。」 隆 「え?」 びっくりした。 女子のことには詳しいけど、興味はない真司郎が会いたいだって?! 真 「お世話になってる同僚として、あいさつ とかお礼しなきゃな。」 隆 「うーん、まぁ聞いてみるよ。」 なぜか、素直にOKが出来なかった。
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