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「アイス好きだろ。食べろよ」
先輩がアイスを渡してくれた
『あ、ありがとう』
照れながらアイスを受け取った
でも本当は
1本のアイスを食べ合う仲になりたかった
先輩と恋人になりたかった
「どうした?ソーダ味は嫌いだった?」
私のせいで先輩は心配している
『ううん、考え事してて。ソーダ大好きだよ』
私はアイスにかぶりつく
「そっか 良かった」
先輩はニコッと笑った
私もニコッて笑い返し、アイスを食べる
「今度は1本のアイスを2人で食べようよ」
『え?』
突然の出来事に私は驚いた
「いきなりごめん、嫌ならいいんだ」
先輩は私が嫌がったと勘違いして謝ってきた
『嫌じゃないんです。嬉しいんです』
「じゃあ 俺が告白したら付き合ってくれる?」
『もちろんですよ。こんな私でよければ』
こうして私は
先輩と恋人になれた
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