ある夏の日、寂れた神社でだらだらと

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A「ほれ、オメーの分」 B「わわわっ、私が見えてるの?!」 A「見えてるよ。で、アイスは要らないか?」 B「いやいや、嬉しいよ。何年ぶりのお供え物だろうね」 A「ここは涼しいし、まぁ場所代みたいなもんだ」 B「いや、ここはキッチリ願い事を叶えてあげるよ。言ってご覧なさいな」 A「じゃ、この夏は涼しくしてくれ」 B「んーーそれはー、無理かなぁ。だって暑いのが夏だもん」 A「なんだよ、出来ないのか。じゃあせめてセミが五月蝿いのどうにかしてくれ」 B「あーうん、それはどうにかできるけど…セミ、可哀想だよ」 A「そだな、じゃそれはなしで」 B「他にはー」 A「また今度来た時までに考えとくわ」 B「じゃあじゃあ、次はハーゲンダッツっての買ってきてよ、私まだ食べたこと無いんだぁ」 A「高いわぁ、学生には!」 B「じゃ、ハーゲンダッツ分だけ小遣いが上がるようにしてあげるよ」
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