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先ず、これから起こる事件を書き起こすには必要不可欠な存在がある。この物語の主人公であり、私が恋い焦がれている少女のことである。
とりあえず彼女の名前から紹介しよう。これは小説という文字の羅列こそに価値があるものだからこそ名前がなければ始まらない。
「真島翔恋」それが彼女の名前である。なんと素晴らしい名前であろうか、真実の「真」に宝島の「島」に飛翔の「翔」そして私の身を焦がす「恋」の文字。なんと洗練された美名だろうか、名付け親には、敬意と賞賛の限りを尽くすばかりだ。
ところで、読者諸君の中には、この文字の羅列という枠を超え神格化されたの美しき4つの漢字。この読み方がハッキリクッキリと理解できない者もいるのでは無いだろうか?
彼女の名前を平仮名に訳せば、
(まじま しょうこ)と書く。平仮名に改めても美しい名前だ。その名前を口にするだけで周囲半径10kmの空模様は嵐の過ぎ去った正午のように晴れ渡り、街を脅かす悪人は自らの所業を悔やみ交番に首を差し出す事だろう。その名前を耳にしただけで、病人は回復しあらゆる厄災は消し飛ぶ。そして肩凝りが消える。
、、、少々、大げさだろうか?
だが、それほどまでに彼女は美しく神的なのだ。
次は、彼女の容姿だ。
ちなみに私がここまで絶賛した彼女が、目も当てられない醜女だったなんていうオチは存在皆無なので、安心してほしい。
今君が読んでいる作品の主人公は超絶美少女だ。喜び給え。
まあ、美的感覚は人それぞれなので、私が言っただけでは信用に足るものでは無い、と言う者も居るかもしれないので、確たる証拠を突きつけよう。
学校にファンクラブがあるのだ。
、、、、私のでは無いぞ。
勿論、彼女のだ。
ファンクラブの名前は「真島会」という。
、、、今になってみるとまるで暴力団のような名前だが、まあ、似たようなものだし良いだろう。
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