いつもいっしょずっといっしょ

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「やっくん。ねえ、やっくん」 ぱちり。 そのなつかしい声におどろいて、ぼくは目をあけた。 気がつくと、ぼくはようくんのうでの中にいた。 「あんなにだめっていったのに、また首輪をぬいたんだね」 首輪がないと、のらいぬにまちがわれちゃうからだめだよって、いつもいわれている。 それでも、くさりをかみきることはできないから、こうするしかなかったんだ。 ぼくはようくんにおこられるとおもって、しゅんとなった。
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