猫の神様

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「ほらよ」  そういってパパは、ママにソーダ味のアイスを差しだした。  わざわざ二つに割って食べるやつを買った。  まったくアツアツなんだから。  二人がうまそうになめると、ママの着けた狐のお面も、にんまりと笑う。  僕にくれたのは、チョコ味のカップアイスだ。  ちゃんと自分でふたを開けて、スプーンで食べるよ。  これをすると、誰でも驚くんだよ。  食べ終えた僕は、遊びに行きたくなった。いってきます! 「行ってらっしゃい! なあ、なんで人間とお狐様の子供が猫なんだ? 」 「そんなの知らない! 」
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