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例え血が繋がった兄弟と言えど、アタシの頭をカラッポ呼ばわりすることは許さない。
いや、兄弟だから、余計許せない。
アタシの平手で、ぶっ飛んだユキオは壁にカラダを打った。
ちょっとばかり心配したアタシは、ユキオの近くによって顔を見る。
アタシがユキオの顔に自分の顔を近付けると、それに気付いたユキオが、火が
付いたように泣き出した。
「…お姉ちゃんのバカ…」
小さな手で、アタシの顔を叩く。
それも束の間、
泣いて暴れるユキオはアタシのカラダに巻いたバスタオルを無理やり剥ぎ取った。
アタシは廊下で、全裸になる。
胸も股間もあらわになった。
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