-清水くの一?-

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  アタシは湯船に浸かりながら、考え続ける。  すると、昼間、電柱に回し蹴りをくれた右足がズキンと痛んだ。  …イ、イタイ…  アタシは湯船から足を出して見る。  アタシの白い肌が、なにやら変色している。  ちょっと、どす黒い(笑)  …マズイ…  この足を今、母に見せるわけにはいかない。  怒りに震えて、機嫌が最悪な母の前に、この足を見せれば、アタシの生死にか かわることが起きるかも知れない(笑)…  …それほど、今、母の機嫌が悪い。  アタシは、こっそりと、忍び足で、音を立てないように注意して、風呂から出る。  
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