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クスクスと笑って何を思ったのかオレの外見について話始める。
「そうですね。まずその金色がかった髪ですが
太陽の光りでキラキラしていてとてもキレイだ。
目も少し吊り上がっていてネコみたいですし、
その唇はまるで甘菓子のようで美味しそうで、一度ゆっくり味わいたいです。
体も細めでチラリと見える首筋は色気があって、
すぐにでも押し倒したいですね。」
カアーっと顔が赤くなるのが自分でもよくわかった。
「な、なな・・・何てこと・・・言いやがる・・」
オレの反応が意外だったのか、副会長はぷっとふきだした。
「何言っているんですか?ここではこんなのホメ言葉ですよ」
「はあ?ふ、ふざけんな!これのどこがホメ言葉なんだよ!」
こ、こいつ・・・真面目な奴だと思っていたのに・・・何て、変態なんだ!
「照れているんですか?」
「ああっ!誰が照れるかぁっ!」
話がかみ合わずイラッとした時だった。
何を思ったのか、クイッと顎を掴まれた先には、
妖艶な副会長の顔があって目の前に迫ってきたかと思ったら
『カワイイですね』と言われた。
そして、オレの唇にプチュとキスをした。
「きゃああああああーーーーーーーーーーーーーー」
周りにいた生徒の悲鳴に
プチっと何かがキレた・・・・・・・・・。
気がつけば、突き飛ばして得意の回し蹴りをくらわしてしまい
それは見事にクリーンヒットした。
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