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「あ・・・やべえ・・・」
いくら正当防衛とはいえ、のびている奴を見てしまったと思った。
しかも、相手は生徒会の副会長。
オレがどうしたかって?
もちろん逃げたさ。
わらわらと寄って来た奴に任せてな・・・・。
そのまま、職員室までまっしぐら・・・・・と行きたかったが
「場所がわからねぇ・・」
だから、その辺にいた奴をとっ捕まえた。
「おい、職員室はどこだ?」
男にキスされてキレていたオレの顔が怖かったのか
真っ青になって震えながら教えてくれた。
一応、礼を言ったぞ。
そしたら、何故か股間を抑えながら
真っ赤になって走って行った。
何だよ、トイレでも我慢していたのか?
そんなんで
今、職員室の前にいるのだが・・・・・・・。
やっぱり、金持ちの考えることはわからない。
「何で、金ピカ・・・・・・・・・・・・」
ここってホント無駄が多いよな・・・・。
「はあ~・・・・・もう、どうでもいいか」
そうそう、こんなのにいちいち反応していたらきりがないからな・・。
うんうん、無視だ無視・・。
そう自分に言い聞かせてドアをノックした。
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