4.再会

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「・・・・・・」 バタンっ! オレは一度開けたドアを閉めた。 何故かって?だって男が抱き合ってキスをしていたからだ。 ああっ!もう、なんだよこの学校!もしかして、ホモの巣窟なのか? 副会長だけでなく、教師まで・・・・・腐っている!!! こんな学校、来るんじゃなかった! 今からでも、帰りたい! オレがドアの前で頭を抱えていると 乱暴にドアが開いて、さっきの奴が眉間にしわを寄せて立っていた。 「てめぇ、誰だ?見かけねえ顔だな・・」 ああーーこれは、邪魔をされて怒っているな。 うん、まあ普通怒るよな・・・でも、こんな所であんなことをしている方が悪い。 いちゃつきたいなら、よそでやれっ! と、いいたいがさすがにそれは言えない。 「えっと、転入生の・・・相良勇人です」 だから、ちょっと可愛く言ってみた。 そいつは、何かホストみたいな恰好をしていた。 首には金のネックレスを下げて、耳にはいくつものピアス。 髪だって肩にかかるぐらいの長さで 何より、イケメンだった。 じーっと見ていたらアゴを掴まれた。 へっ、何これ?さっきの出来事が思い出されて 慌てて、その手をたたいた。 「な、何するんですか?」
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