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「・・・・・・」
バタンっ!
オレは一度開けたドアを閉めた。
何故かって?だって男が抱き合ってキスをしていたからだ。
ああっ!もう、なんだよこの学校!もしかして、ホモの巣窟なのか?
副会長だけでなく、教師まで・・・・・腐っている!!!
こんな学校、来るんじゃなかった!
今からでも、帰りたい!
オレがドアの前で頭を抱えていると
乱暴にドアが開いて、さっきの奴が眉間にしわを寄せて立っていた。
「てめぇ、誰だ?見かけねえ顔だな・・」
ああーーこれは、邪魔をされて怒っているな。
うん、まあ普通怒るよな・・・でも、こんな所であんなことをしている方が悪い。
いちゃつきたいなら、よそでやれっ!
と、いいたいがさすがにそれは言えない。
「えっと、転入生の・・・相良勇人です」
だから、ちょっと可愛く言ってみた。
そいつは、何かホストみたいな恰好をしていた。
首には金のネックレスを下げて、耳にはいくつものピアス。
髪だって肩にかかるぐらいの長さで
何より、イケメンだった。
じーっと見ていたらアゴを掴まれた。
へっ、何これ?さっきの出来事が思い出されて
慌てて、その手をたたいた。
「な、何するんですか?」
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