4.再会

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え?うそ!ちょっと待って!心の準備が・・・・。 何て思っていたらホントにオレの目の前までやって来た。 「おい早瀬ここで何やっている」 金髪の男が変態に声をかける。 あ、そういやこいつ早瀬って名前だったな・・・。 「何って食事をしているんですけど・・・会長は食べないんですか?」 「いや、食べるけど・・・そうじゃなくてだな・・・こいつらは知り合いか?」 「ええ、昨日話した転入生です。」 「その転入生と何を・・・」 「何をって、私が好きな人といてはいけませんか?」 「ええええええーーーーーーーーっ!!!」 「こ、浩ちゃん、コレがすきなの?」 後ろの二人がビックリしている。 そりゃあそうだろうなオレだってビックリしたんだから。 でもな、だからってコレよばわりはひでえんじゃあねえの? 「どうみても浩ちゃんの趣味じゃないと思うけど・・・こんな平凡」 『こんな平凡』でプチットキレた。 「おい、平凡で悪かったなあ!それに人をコレ呼ばわりしやがって! オレには相良勇人っていう名前があんだよ!この礼儀知らずがっ!」 「な、何だよこいつ誰に向かって言ってんの!」 親衛隊らしき生徒がムキになって絡んでくる。 「よせ!」 止めたのはチャラい男。こいつも生徒会か? そのチャラオがオレをじーっと見るとニヤリと笑った。 「君、可愛い顔しているのに言うこと言うねえ~」 「はっ・・・・・・?」 「フフフ、気に入った。ねえオレとデートしようよ」 デート・・・デートって好きな者同士があんなことやこんなことをして いちゃいちゃするあのデートだよな? それを、このチャラオとするのか? このオレが・・・・・・? 「・・・・・・・・・」 「あれ?固まっちゃった?可愛い、ねえ、チューしてもいいかな?」 「勇人っ!」 いけね・・・ん?ゲっ!! 固まっているうちに何かチャラオの顔が接近していた。 「な、何しようとしてんだっ!!」 口より手がいや足が早いオレはこのチャラオにも やっぱり得意の回し蹴りをくらわしてしまった・・・とさ・・・ハハハ・・
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