5.風紀委員

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「おい、何の騒ぎだ・・・?」 声の方を振り向くとそこにはすごいイケメンがいた。 だけど、生徒会みたいな悲鳴や歓声がいっさいなく、静まり返っている。 ええ・・・と、誰、この人? よく見れば生徒会の人はイヤそうな顔をしている。 その人がオレの側までやって来た。 「おい、貴様がコレをやったのか?」 「え、ああ・・・はい」 床で寝転がっているチャラオに足で突いているが、そんなことしていいのか? 「この状況を全て把握している奴はいるか?」 「あ、はい。オレが・・」 「よし、3人と副会長、貴様も来い」 海斗も早瀬もその男の後を着いていくので仕方なく従った。 海斗の側に行くとそっとこの男が誰なのか聞いてみる。 「風紀委員長だよ。何でも噂じゃ、鬼だっていわれてるらしいよ・・・」 「鬼、か・・なあ、オレたちどこに向かっていんの?」 「風紀委員室だよ。そこで取り調べがある」 「取り調べ?」 「さっき、勇人が回し蹴りをしただろう?それの、だよ」 ああーーそうですか、そうですよね~ 原因は何であれ暴力をふるいましたからねえ~ あれかな、これが原因で退学、とか・・いや、そこまではない、か・・・ 停学か?来て早々、こんなことになるなんて・・・ まだ兄さんにもあえていないのに・・・ 自分のケンカ早さに、呆れてしまう。 オレたちが連れてこられた風紀委員室は広さは教室ぐらいで 中のにもドアがあってそこに取調室がありそこにオレは通された。 「まず名前と学年を言え」 「相良勇人、1年S組です」 ソファーにテーブルをはさみパソコンに打ち込んでいくその姿 はやっぱり男のオレでも見とれるぐらいのイケメンだ。 整った顔に長いまつ毛、なにより金縁のメガネがよく似合っている。 生徒会長とはまた違ったオーラ 生徒会長が王様なら この人は騎士みたいなそんな感じがした・・・
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