5.風紀委員

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~会計・五十嵐拓也の視点~ 今日は何か、色々あったな~ まさか、あそこで回し蹴りなんかくらうとは・・・ でも、勇人は面白い・・・ ちょっとからかっただけのつもりだった なのにあんな反応をするとは あれは男同士に免疫がない証拠 「フフフ、しばらくは退屈しないですみそうだな~」 お花畑を抜けて行くかな~ 「ん、あれ、誰かいる」 こんな所まで来る奴がいるなんて ここはお気に入りの場所なのに・・ 「え、うそ!」 何でこんな所に勇人がいんの? 近づいてみてもピクリともしない 「気持ちよさそうだな・・・」 よく見れば、まつ毛が長いし頬は薄っすらとピンク色。 少し開いている唇はプルンとしていて・・・ 「美味しそう・・・」 喉がゴクリとなった。 「ちょっとぐらい、いいよな・・・」 左手を頭の横について顔を近づける 息がかかるほどに・・・ それでも、勇人は目を覚まさない これは偶然ではなく必然・・ そう思ってオレは勇人に自身の唇を重ねた。 思っていたよりも柔らかくて 二度三度とそれを味わう それでも目を覚まさない彼の開いた唇に舌を差し込む すると、薄っすらと彼の瞼が開いた 彼の視界に入るのはオレの顔 驚いたのか彼の手がオレの肩にかかる だけど、体重がかかっているので押しのけることは無理みたいだ それがわかって拍車がかかる 彼の口内をたっぷりと堪能して離れると 彼はぐったりとしていた。 上気した頬に虚ろな瞳は何ともいえない色気をおびていた。 ~終わり~
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