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あの事件から1週間がたった。
今のところ、大きな事件もなく平和だ。
オレは風紀委員長の言ったことをずっと考えていた。
あんな強姦まがいなことが
この学校でおこっているなんて信じられなかった。
全寮制の男子校なんてみんなこんな物なのか?
思春期の子供がこの閉鎖的空間に閉じ込められて
いきつくところが・・・強姦、か・・・。
みんながみんなそうじゃないと、思うけど・・・・
あれは、オレでもショックだった。
あの人はこの大きな波をどうにかしようともがいている。
そして、このオレの手を必要としている。
だけど、父さんから目立つ行動は避けるようにと言われていたことを思い出した。
でも、手助けはしたい。だから、正式でなければ・・・思った。
それを相談しに来たのに、ノックをしても反応が、ない!
「せっかく来たのに、留守かよ~仕方ねえ・・出直すかあ・・・」
ガックリ項垂れてから気合を入れなおす。
そういえば、近々『新入生歓迎会』があるって言ってたよな
それで、忙しいいのかもしれねえな・・・
それが、終わってからにするか。
でも、何するんだ?
後で、海斗に聞くか!
さっきまで、沈んでたのに何で元気かって?
それはオレが切り替えの早い男だからだよ~ん!
そうと決めれば、さっさと帰ってメシでも食うかあ
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