ゴミ星人

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きもちわるい。と、思った。 だって、見た目はサルなのに。あまりにも上手にしゃべるから。隣の家のおじさんより渋い声で。 僕はゴミを袋の山に乗せて、帰ろうとしたんだ。きもちわるいから。 そしたら、 「ちょっと待て。それは要らない。」 え?さっきは置いていけって言ったのに。それに、これはゴミだよ?要らないってどういうこと?要らないものだからゴミなのに。 「そこにはまだ使えるものが入っている。本当に必要のないものしか要らない。」
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