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「ふう…」
トサカが姫の部屋から出てくる。
「おい、どうだったよ。OKそう?」
ゴルゴンと呼ばれる男が、心配そうにトサカに尋ねる。
「ヒメ、怒らせなかった?」
テルコと呼ばれる女も、期待のまなざしでトサカを見る。
「ああ、ばっちりだ」
「さすが、姫の家来一号!」
「だろ?もっと褒めてくれ」
こうしてシェアハウスの住人たちが共同で主催する同人サークル『エクソダス』に、新たな看板娘が誕生したのだった。
そして新生『エクソダスWith 姫』はかなりの人気となり、住民たちに多大な利益をもたらした。
実は今まで、姫だけが家賃を払っていないことに不満を漏らすものもいたのだが、この一件以来、その声も聞かれなくなった。
こうして姫は盤石の地位を築き、悠々自適な現代ライフを送っていったのだった。
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