眠り姫とシェアハウス

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   「リアル姫?!おいおいトサカ、マジネタか?」  「コスプレじゃないの~?」  「違うって、マジ姫なんだって!何かこう、姫オーラ出てんだろ?」  そう言われてメンバーはじっと姫を見る。  「ふ、私が美しいからって、そんなに見つめないで。本来ならば下々のものには許されぬ行為よ」  そんなことを言いながらも姫はどこか嬉しそうだ。  「うーん、確かに姫っぽいかも」  「とにかくとんでもない美人なのは確かだな」  「だろ?だから彼女のことはちゃんと姫と呼べよ」  「わかったよ。よろしく姫」  「姫ちゃん、スタイルいいね。何食べてんの?」  「まあ、特別にあなた達も家来にしてあげるわ。光栄に思いなさいね」  そんな感じで姫の新しい生活がスタートしたのだった。
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