ある夏の日

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「ある。ずっとシヲリと一緒にいる。 死ぬまで、いや、死んでからも。」 「えっ…」 大きなシヲリの瞳がよりいっそう大きく見開かれる 戸惑うシヲリにタケルはいたずらっぽい笑みをなげかける 「叶えてくれるか、お狐様?」 二人の間に、夏の少し湿った風がふく 「うん!もちろん!」 二人はその愛を確かめあうように、求めあうように 花火にまぎれて、キスをした
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