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~ギルド白銀の翼~
「すまぬが此処にセリスという娘が居ると思うのじゃが呼んでもらえぬかのぅ?」
受付「セリスちゃんならさっき出かけて行きましたよ?何かご用でしたか?」
「うむ…まぁ、約束を果たしに来たのじゃがおらんとな…キャロルはどうじゃ?」
受付「マスターですか?でしたら恐らく居ると思いますが…」
「マスター?私が呼んでほしいのはキャロルなのじゃが?」
受付「はい、ですからマスターですよね?」
「いや、じゃからキャロルを…」
なんなのじゃ?さっきからこの娘が何を言いたいのかさっぱりじゃ…私はキャロルと言うておるのにマスターマスターと…マスターとは誰じゃ?
受付「いや、ですから此処のギルドマスターキャロルさんですよね?」
「なんと、マスターとはキャロルの事であったか!すまぬな娘キャロルを呼んでもらえるかの?」
受付「はい、でしたらお名前を伺ってもよろしかったですか?」
「レイと言う、10年前にあったきりじゃから覚えているかは解らんがな」
受付「レイさんですね、少々お待ちください。」
受付『マスター、いらっしゃいますか?』
キャロル『あぁ、今仕事が片付いたからお茶にしようと思っていたところだがどうかしたか?』
受付『マスターにお客様ですレイと名乗っていますがお通ししてもよろしいですか?』
キャロル『レイ…?もしかして10年前がどうとかいってたかい?』
受付『はい、お知り合いですか?』
キャロル『あぁ!すぐにお通ししてくれ!』
受付「お待たせ致しましたマスターから許可が降りましたのでこちらへどうぞ」
「うむ、すまぬの」
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