始まりは突然に

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どこだここは? 死後の世界とはこの様な所なのか? 「お主か、かなりの年月を生きてかなりの力を持っている猫又は」 む、この方は誰だろうか 「ふむ、どうやら直感でわかるようじゃな薄々気付いておるじゃろうがワシはこの世界を管理しておる神じゃお主が力のある猫又と見込んで頼みがある。」 もう私は死んでいるのでは? 「ふむ、確かにそうだが体はワシが再び造るから問題はない。」 では私は甦るのでしょうか? 「いや、元の世界に戻しては輪廻の輪が狂ってしまうでのお主にはワシの管理しておる別の世界に行って貰う」 別の世界とは…私でお力になれるでしょうか? 幾らそれなりに長く生きて力はあれど所詮は一介の猫に過ぎませぬ… 「その事ならば心配はせんでも大丈夫じゃ、元々お主は死んだ時点で神として転生することが決まっておったからのぅ、十分過ぎる位じゃて」 なんと、私が神様方の位を拝命させて頂けるとは… 「お主は長き時を生き、最期は未来ある人の子を生かすためその身を投げ売った…とても素晴らしい事じゃ何もお主に足りていないものなどありはせんよ胸を張りなさい。」 なんともありがたき… 「ではそろそろ体の作製と行って貰う世界の説明に移ろうかの」
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